新人指導の成功法則:プリセプターが意識すべき3つのポイント

はじめに

新人看護師の臨床実践に関する実地指導や評価等を行うプリセプターの役割は重要です。 今日、多くの病院ではプリセプターの役割を担うことが看護継続教育の一環として位置づけられており、約2~4年の経験を経た看護師がその役割を初めて担うことが多くなっています。

しかし、プリセプターには新人看護師指導に加え、リーダー業務や医療チーム内での連絡調整、委員会活動などの複数の役割が求められ、病棟内で中心的存在として周囲から期待されることが多いのが現状です。

01 プリセプターが直面する課題

次々と新たな課題が与えられるなか、プリセプターは新人、プリセプター自身、システム、サポートに関すること等に対して困難や不安を抱いていることが報告されています。

主な課題と困難

  • 新人看護師の理解度を把握することの難しさ
  • 自身の知識や指導への自信のなさ
  • 他の役割との両立による負担
  • 同僚からの指導協力を得ることの難しさ
  • 新人との適切な関係性構築の課題

02 効果的な支援体制の構築

チーム支援体制

  • チームでの新人育成体制の確立
  • 定期的なカンファレンスの実施
  • 多職種連携による支援

教育支援

  • 具体的な指導計画の提示
  • 定期的な評価と振り返り
  • 継続的な学習機会の提供

まとめ

プリセプターの役割は、新人看護師の成長を支援する重要な位置づけにあります。 これらの困難を乗り越えるためには、プリセプター個人の努力だけでなく、組織的な支援体制の構築が不可欠です。

重要なポイント

  • チームでの支援体制の確立
  • 継続的な教育と評価の実施
  • プリセプター自身の成長支援

参考文献

01

平野蘭子, 小山眞理子:新任プリセプターの新人看護師指導における困難および困難を乗り越えるための行動と求める支援, 日本看護研究学会雑誌, Vol. 41 No. 4, 2018

02

ナース専科:プリセプター制度とは?新人看護師が得られるメリットと現状の課題